オオヒシクイとオニバスの里・水の公園 福島潟は、220種以上の野鳥、450種以上の植物、そして地域の人々が集まる自然公園です。

オオヒシクイとオニバスの里 水の公園 福島潟
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オオヒシクイ
今年もオオヒシクイが
やってくる!!
〜福島潟は日本一のオオヒシクイの越冬地です〜
国の天然記念物 オオヒシクイ
オオヒシクイ(カモ科)は、国の天然記念物に指定されています。福島潟は日本一のオオヒシクイの越冬地であり、9月下旬から飛来しはじめ、5000羽以上のオオヒシクイが越冬し、翌年3月に故郷のカムチャツカへ2400Kmの旅をして帰ります。
ガンの仲間の中で一番大きな鳥で、羽を広げると1m60cmほどになります。竿になったり、鉤になったりして飛ぶ姿は遠い昔から歌にも詠まれ日本人に親しまれてきました。

江戸時代の小林一茶の句に「今日からは日本の雁ぞ楽に寝よ」と詠まれているように、昔から外国より飛来することは分かっていましたが、どこからやってくるのかは不明でした。昭和63年につけられた標識により初めてロシアのカムチャツカより渡ってくることを確認し、オオヒシクイの保護のためにも繁殖地や渡りの経路を特定させる必要がでてきました。
オオヒシクイの繁殖地調査
福島潟を中心に活動する市民グループ「雁わたる会」では、市民から募金を募り平成9年6月カムチャツカへ繁殖地調査のための調査団を派遣しましたが、残念ながら繁殖地は発見できませんでした。
旧豊栄市(現在は新潟市)でも、オオヒシクイに小型発信器を取り付け人工衛星から電波を受信して繁殖地等調査を実施しました。そして平成11年にカムチャツカへの渡りのルートを解明し、繁殖地を見つけることが出来ました。
>>人工衛星を使ったオオヒシクイの繁殖地調査について
1996年(平成8年)7月に、環境庁が募集した「残したい日本の音風景百選」にオオヒシクイの鳴声が、選ばれています。
オオヒシクイとヒシクイの比較
オオヒシクイ ヒシクイ
繁殖地 タイガ地帯 ツンドラ地帯
換羽地 ズべズドカン湖 マコベツコエ湖
越冬地 日本海側 太平洋側
大きい 小さい
長い 短い
くちばし 長い 短い
下くちばし 薄い 厚い
低く太い 高く金属音
採食場 主に水田・沼沢地 主に水田・畑・牧草地
 
オオヒシクイの
くちばし
ヒシクイの
くちばし
 
オオヒシクイの渡りのルート
日本へやってくるヒシクイ、オオヒシクイは、どこからどこを経てくるのでしょうか。
調査のため「山階鳥類研究所」と「雁を保護する会」が共同で標識用の黄色の首輪をつけました。1981年11月、福島潟で2羽のオオヒシクイに、1982年2月に伊豆沼(宮城県)で5羽のヒシクイに初めて首輪がつけられ放鳥されました。標識鳥の追跡調査によって、オオヒシクイは日本海岸沿いに、ヒシクイは太平洋岸沿いに移動することがわかり、国内での移動コースが明らかになりました。
さらに、「雁を保護する会」では、当時、全ソ狩猟業研究所カムチャツカ支部のニコライ・ゲラシモフ博士と連絡を取り合い、1984年から日ソ共同で標識調査が始まりました。

1984年12月、伊豆沼で「Y71」と刻まれた首輪をしたヒシクイが発見されました。これは、ゲラシモフ博士がカムチャツカのマエント湖で標識したものでした。また、1986年夏、カムチャツカのズベズドカン湖で「A10」と書かれた黄色い首輪をしたオオヒシクイが発見されました。これは、1983年10月に福島潟で標識されたものです。

カムチャツカでは、1990年までに、655羽のヒシクイ、オオヒシクイに首輪がつけられました。そのほとんどが日本で発見され、観察回数はのべ数千回を超えています。「秋になると日本へ飛来し冬を越すガン」と「春になるとカムチャツカへ現れ夏を過ごすガン」が、日ソ相互協力によって同一の群れであることがわかり、ガンたちの生活を知ることができたのです。
 
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