--今年はトリ年--
2005年、新年明けましておめでとうございます!
しかし、何だか心からおめでとうと言う訳にも行かない感じのお正月です。
2004年の年末に、スマトラ沖で起こった大地震と大津波で、インド洋周辺の各国や島々は壊滅状態と言われます。映画「ディープ・インパクト」を正に地で行ったような大津波が、南海の楽園と言われていたたくさんのリゾート地を襲いました。この大地震の断層の生じる様や大津波の様子を、遙か上空の人工衛星がとらえていますが、人間の英知などは到底大自然の威力にはかなわないことが見せつけられたのです。決して自然を侮ってはなりません。日本の中越大地震も、山紫水明の美しい山里に突如として起こったものです。人間は常に自然に対する畏敬の念を忘れてはならないのです。
ところで、今年の干支は酉(トリ)です。中国の干支の起源としては、家禽類、特に鶏が代表されるようです。しかし、大まかなカテゴリーとしては、一般に「鳥類」と呼ばれるものが想定され、2005年は鳥類がこの世を支配するということになるでしょう。鳥類は、恐竜から進化したという説が有力ですが、筆者は、恐らく哺乳類(霊長類を先端的代表とする)と対極をなす進化の最先端ではないかと思うのです。
人類は身体の効果器である四肢の進化を犠牲にしてひたすら脳を発達させることにより、積極的に敵を倒し環境を修正して地球上で生き残って来ました。一方、鳥は脳の発達を犠牲にして効果器である両方の上肢を翼に変えるという進化を遂げて、三次元空間に飛翔して(むしろ消極的に)敵や悪い環境から逃げることができ、生き残って来たとも言えます。
もし人類と鳥類とが融合したような進化の方向をたどることができたとすれば、恐らくスーパーマンのような鳥人類(超人類)ができていたことでしょう。こんなことを想像すると楽しくなりますね。しかし、もし人類の両手が翼になったら、手の器用さは失われてしまうでしょう。ペガサスのように背中に翼が生えれば良いのでしょうが、それは恐らく進化の法則に逆らうことになるのでしょう。
しかし、将来、遺伝子やES細胞の操作により、そのようなことが実現しないとは限りません。そうなれば、天使の羽根のような翼を持った鳥人類が大空を駆け回るという夢が現実のものとなるかも知れません。そうなれば、もはや人類は地震が来ても取りあえず大空に逃げることができ、確実に生き残ることができるのです。しかし、そのような自然の法則を無視したバイオ・テクノロジーが、果たして人類にとって良いことか悪いことかは別としてです。
何はともあれ、皆様にとって今年の酉年が良い年でありますように。
A Happy New Year!
(写真はドク。オーチャンからの酉年の年賀状です)