--ペット・ブーム--

最近、書店に行くと雑誌のコーナーにペットの雑誌がたくさん出ています。特に犬の雑誌が多いようですが、中には特定の犬種にこだわった雑誌もあります。こういう雑誌が 徐々に発行部数をのばして書店のコーナーに定着してきているということは、そういったペットたちがいかに庶民の生活の中に浸透してきているかを表しているのだと思います。
そしてそういう雑誌をパラパラとめくってみると、何だか以前見たことのあるような装丁になっているような気がします。それは、ペットの犬たちと赤ちゃんとを入れ替えて考えてみても正にほとんどそのままストーリーが成り立ってしまいそうになるのです。そうです、育児雑誌の装丁のノウハウがほとんどそのままペット雑誌の装丁に応用されているのです。
ということは、もはや子どもを飼う(失礼!)よりもペットを飼う方が、どうもこの国では庶民に優勢に受け入れられて来つつあるという証拠なのではないでしょうか。確かに子育てに比べれば、ペットの方がお金もかからないし気楽にできるというメリットがあります。子どもが欲しくても莫大な物質的・精神的な負担を強いられることが分かり切っている若い世代にとっても、取りあえず犬でも飼っていた方が気楽、ということになり、それでけっこう楽しくやれてしまうと、次の世代のことなどどうでもいいや、ということになってしまうかも知れません。
我が家にも例に漏れず、柴犬が一匹飼われています。以前、写真を掲載致しましたが、小さな子どもが居なくなってしまった我が家では、唯一のかわいい「おぼっちゃま」です。ほとんど吠えないので例の犬語翻訳機は残念ながら使えません。ですから玄関のすぐ脇に狛犬(こまいぬ)のように鎮座することもあるのですが、番犬としての役には全く立ちません。しかし家族のペットとして「癒し」の役には立っているのでしょう。
最近、マスコミにもよくペットが登場しテレビ・コマーシャルにも脇役としてどうどうと犬猫が演技をしています。代わりに、人間の赤ちゃんや子どもたちの出る幕が少なくなってきているのでは?と感じてしまうのはドク・オーチャンだけでしょうか。
(写真はカローセル:メリーゴーラウンドの絵です)