ドク・オーチャン の 電子マンガ・クリニック
今月は、薬嫌いの子どもに上手に飲ませるマル秘テク(!?)です
● オーチャンのマル秘テクその4 極秘「シャーベット作戦」
マンガに描いた方法以外で、シロップ剤を急速に
凍らせてシャーベットにして飲ませる(食べさせる?)
という方法もあります。
冷たくて味がよくわからないうちに飲み込んで
しまうので、飲ませやすいのですが、薬の種類に
よっては、効果が変わってしまうことがあります
から、必ず主治医か薬局に聞いてからにして下さい。
● オーチャンのマル秘テクその5 最新式「ジェリー作戦」
薬局に行くと、薬ののど越しをよくするような
甘い味のついたジェリーが手に入ります。
これをスプーンに取って中にお薬を埋め込んで
口に入れると、とても飲みやすくなります。(先月も書きました)
● 薬の併用に注意!
いくつもの病院や診療所にかかっているときや、
昼間かかりつけの小児科で診てもらった後、
夜間に救急で別の病院で診てもらう時など、
薬の併用が問題になります。
一緒に飲むと、お互いの作用が弱くなったり、
強くなったりして、期待する効果が現れないばかりか、
思わぬ副作用が現れることがあります。
診てもらったつど、できるだけ処方された薬の名前と用量とを
メモしておきましょう。
最近は、処方の内容や、効果、副作用について、
薬局から説明書をいただけるようになってきています。
● 薬の保存はできるのか?
薬は、たいてい製造後から開封するまで数年間は
「もつ」ようになっています。しかし、薬の材質にもよります。
錠剤、散剤、液剤の順で「もち」が悪くなります。
例えば、シロップ剤や点眼薬などでは、開封後の保存が良くても、
数ヶ月が限度です。中には、包装された錠剤でも、梅雨時には
数週間ももたないものもあります。
外観の変色や軟化に注意して、薬に変化がないかどうかを見分けましょう。
少しでも最初の感じと違う時は、使わない方が良いでしょう。
たいてい、成分の分解などの化学変化を起こしているか、
時にカビや微生物で汚染されていることもあります。
また、外観は変わらなくても、抗生物質などは日がたつと
働きが弱くなることがあります。
● 薬は湿度、温度、光に弱い!
湿気は散剤、錠剤、カプセル剤の大敵です。
ふつう、内服薬は水に溶けやすく作られて
いるので、湿度が高いと、軟らかくなったり、
変色したりします。わずかな水分でも、
薬に分解はより早く進みます。
高温は、化学反応を早めるので、
薬の分解が進みます。軟膏や坐薬などは、
一度溶けると、次に冷やしても元の状態に
戻らなくなることがあります。
室温とは、1〜30℃、
冷所とは15℃以下の場所です。
たいていの薬は室温で保存します。
もし冷所保存が必要ならば、冷蔵庫の中で凍らない場所に
保存して下さい。水薬やシロップ剤、点眼薬では、
凍らせてしまうと結晶ができて薬効が変わることがあります。
光も薬の分解を早めます。光で変質しやすい薬は、包装容器自体が、
アルミ箔、赤色フィルム、褐色ビンなどで遮光されているので、問題はありません。
しかし、できるだけ、明るい窓ぎわや照明の下に置くのは避けるようにしましょう。
● 薬の保存には海苔の空き缶が最適!
散剤、錠剤、カプセル剤などの飲み薬は、乾燥剤入りの缶や
プラスチックの密封容器などで保存すると良いでしょう。
海苔の空き缶には乾燥剤も入っているし、光も入らないので、
風通しの良い日陰の涼しい所に置けば、薬の「もち」がなお
良くなります。ただ、どれが何に効く薬なのか、ちゃんと
ラベルを付けておかないと、後で使う時に間違えることが
あります。
軟膏、水薬、坐薬、点眼薬は、気温の高い時は
冷蔵庫の中が良いでしょう。
● 薬は子どもの手の届かない場所へ!
子どもがお菓子だと思って飲み過ぎてしまい中毒になること
があります。また、飲んではいけない薬と同じ場所におくのは
やめましょう。水薬は、絶対に他の容器に移しかえないで下さい。
誤飲や事故の元です。
● 薬物アレルギーの大部分は皮膚の発疹
薬のアレルギー症状は、ほとんどが発疹です。
赤いぼつぼつや斑点などの発疹が多く、
また蕁麻疹(じんましん)や湿疹のようなものもあります。
発疹は、全身に出ることも、身体の一部だけに出ることも
あります。抗生物質や鎮痛解熱剤などがよく原因になります。
薬物アレルギーを起こしたことがあれば、必ず薬の種類や
アレルギーの症状をドクターに知らせましょう。
● こんな時はどうする?
薬の時間に、子どもがよく寝ていれば、
無理に起こして薬を飲ませる必要はありません。
薬を飲んでから30分以内に吐いて、
吐物がそれと分かるようなら、
もう一度飲ませた方が良いでしょう。