ドク・オーチャン の 電子マンガ・クリニック
秋から冬は風邪の季節!
今月のテーマは子どもの急な発熱の最も多い原因、風邪です。
● 小児科で一番多い病気は風邪
今月は、子ども一番多い病気、
「風邪」のお話です。
子どもの急な発熱の原因で
一番多いのも「風邪」です。
風邪は一年中流行しますが、
特に冬は インフルエンザも
含めて大流行します。
風邪が冬に流行し易い訳は、
寒さと乾燥で粘膜の抵抗力が
落ちるからです。
子どもが風邪を引きやすいのは、
免疫力という、細菌やウイルスを
撃退する力がまだ未熟だからです。
● 風邪と闘うのどの防衛隊
ミカちゃんの「おのど防衛隊」は、
扁桃腺に集結した「白血球」や
「ガンマグロブリン」という一種の
蛋白質などです。
身体に侵入しようとするウイルスや
細菌を撃退します。
のどを取り巻く扁桃腺は身体を守る前線基地です。
ドク・オーチャンは、簡単には破られないと
言っていますが、中にはここを擦り抜けて
侵入するしたたかなエイリアンもいます。
風邪の予防は身体の中と外から
● 身体の中からの予防法は休むこと
風邪にかかってからの治療法も同じですが、
まず「休むこと」です。子どもでは、外遊びを控え、
家の中でおとなしく遊ぶこと、夜更かしをしないことです。
身体が疲れると抵抗力が落ちて、
エイリアンが侵入しやすくなります。
● 身体の外からの予防法は手荒いとうがいとマスク
空気中に浮かぶ塵や飛沫
(咳やクシャミで吹き出された痰や
鼻水や唾液のしぶき)に乗って
のどに入って来るエイリアンを
撃退する方法です。
風邪の人がたくさんいそうな
人混みを避けたり、マスクをして、
帰ったら手をよく洗うことです。
また外から帰ったり、寝る前
などに「うがい」をして
口やのどを消毒しましょう。
● うがいの練習をしよう!
うがいは幼児には難しいかも知れませんが、
少し練習すればできるようになります。
水道水でもいいのですが、イソジン液や、
その他の消毒薬を使うと、より効果的です。
またトローチ(口の中でなめる薬)で
口の中を消毒する方法もあります。
●インフルエンザにご用心!
冬の風邪の王様はインフルエンザ・ウイルス
によるインフルエンザです。特に乳幼児では、
稀に脳症を併発して重篤になりやすいといわれます。
またアスピリンを服用していると、
ライ症候群という肝臓と脳が同時に冒される
恐ろしい病気を併発することがあります。
しかし昨年・今年と、インフルエンザ・
ウイルスに効く薬も発売されるようになりました。
感染の初期に使うとよく効くといわれます。
風邪を引いたら早めにお医者さんに診てもらいましょう。
●インフルエンザの予防接種は?
インフルエンザA型B型のワクチンがあります。
流行前にこれを予防接種しておくと、
インフルエンザに罹りにくくなります。
子どもはおよそ1〜4週間をおいて2回に分けて接種します。
1歳未満では0.1mlずつ、1歳以上6歳未満では0.2mlずつ、
6歳以上13歳未満では0.3mlずつを接種します。
小児科、内科のお医者さんで、数千円位の実費で受けられます。
予約が必要なことがあります。
電話で問い合わせてみましょう。
風邪の治療法は風邪薬と場合によっては抗生物質で
● 風邪薬は症状に合わせて
風邪薬にはいろいろな種類があり、
咳、痰、鼻水、鼻詰まり、のどの痛み、
熱などの各々の症状を抑える働きが
あります。中には全部の種類を混ぜて
あるものもありますが、できれば
症状に合わせて処方してもらいましょう。
● 抗生物質はウイルスには無効
風邪の原因の大半はウイルス
ですから、ほとんどの風邪には
抗生物質は効きません。
しかし、風邪をこじらせた時には
抗生物質が必要です。
こじれそうな兆しがあれば、
抗生物質を飲んだ方が良いでしょう。
● 抗生物質は最低3日間は続けよう
抗生物質は少なくとも3日間はしっかりと飲みましょう。
中には3日間だけ飲むような抗生物質もあります。
たいていはその間に勝負がつきます。
飲んだり飲まなかったりでだらだらと続けると、
却って細菌をはびこらせてしまうことがあります。ご注意を!
抗生物質を飲み始めて数日で発疹が出たり、
下痢がひどくなる時は、副作用かも知れません。
すぐに主治医に相談しましょう。
● 水分を十分に取りましょう
風邪の時は水分の多い、消化の良い食べ物を取りましょう。
下痢でなければ少し冷たい物でもオーケーです。
● お風呂は運動したのと同じ
微熱程度で元気があれば、お風呂も良いでしょう。
しかし湯船に長くつからずサッと上げて、湯冷めをさせないように。